第 1 問 次の問い(A・B)に答えよ。(配点 14)
A 次の問い(問 1〜3 )において、下線部の発音がほかの三つと異なるものを、それぞれ下の①〜④のうちから一つずつ選べ。
問1 1
① appear ② fear ③ gear ④ swear
¯ ¯ ¯ ¯
正解: ④
①[アピア]/əpíɚ/ (現れる)、②[フィア]/fíɚ/ (恐れ)、
③[ギア]/gíɚ/ (歯車、ギア) 、④[スウェア] /swéɚ/ (誓う)
下線部の発音は①、②、③は[イ]/í/ であるのに対して、④だけが[エ]/é/ なので他の三つと発音が異なるのは④となる。
下線部はスペルが全て "ea" だが、① 〜 ③ が同じ発音で、④だけが違う発音である。①、②、③ は[ピア]、[フィア]、[ギア]とそれぞれ違う発音のように思えてしまうかもしれないが、下線の部分はこの3つに共通する[イ]/í/ の発音である。したがって ①、②、③ は同じ発音である。それに対して、④ は[ウェ]の中の /é/ の発音なので ④ だけが他と異なる発音である。
問2 2
① attach ② channel ③ chorus ④ merchant
¯¯ ¯¯ ¯¯ ¯¯
正解: ③
①[アタッチ]/ətˈætʃ/ (付着する、貼り付ける)、②[チャヌウ]/tʃˈænl/ (経路、水路)、
③[コーラス]/kˈɔːrəs/ (合唱)、④[マーチャントゥ]/mˈɚːtʃənt/ (商人)
①、②、④ の発音が[チ]/tʃ/ であるのに対して、③ だけが[ク]/k/ である。したがって他の三つと発音が異なるのは ③ となる。
①、②、④ の該当箇所はそれぞれ、[チ]、[チャ]、[チャ]と別々の発音のように感じるかも知れないが、下線部の "ch" は全て /tʃ/ の音である。一方、"chorus" の "ch" だけが /k/ の音であり、他の3つと異なる。したがって、他と発音が違うのは ③ である。
問3 3
① assert ② association ③ impress ④ possess
¯¯ ¯¯ ¯¯ ¯¯
正解: ④
①[アサートゥ]/əsˈɚːt/ (断言する)、 ②[アソウシエイション]/əˌsəʊʃiˈeɪʃən/ (協会)、
③[インプレス]/ɪmprés/ (印象を与える)、④[ポゼス]/pəzés/ (所有する)
①、②、③ は [ス]/s/ で、④ だけが[ゼ]/z/ なので ④ が正解である。
①、②、③ の下線部は、[サ](/sɚ/)、[ソ](/sə/)、[ス](/s/) に共通する /s/ の発音である。一方、④ は他の三つと違い、/z/ の発音である。
B 次の問い(問1〜4)において、第一アクセント(第一強勢)の位置がほかの三つと異なるものを、それぞれ下の①〜④のうちから一つずつ選べ
問1 4
① marine ② rapid ③ severe ④ unique
正解: ②
①[マリーン]/məríːn/ (海の)、②[ラピッドゥ] /rˈæpɪd/ (急速な)、
③[スィビア]/səvíɚ/ (厳しい) 、④[ユーニーク] /juːníːk/ (唯一の、独特の)
①、③、④ は第二音節にアクセントがあり、② だけが第一音節にアクセントがある。したがって② が正解となる。
※ 設問とは直接関係ないが、④ の unique は、日本語の「ユニーク」と少し意味が異なるので注意が必要である。日本語では、「おもしろい、風変わりな」のような意味で使われることが多いが、英語の "unique" は「唯一の、他にない」という意味である。なじみのある単語でも、間違った意味で覚えていることがあるので気をつけよう。
※ アクセント問題はセンター試験で毎年必ず出題されていて、比較的点数を取りやすい部類である。しかし、どう対応すればよいかよくわからない、という苦手意識を持つ方もいるはずなのでコツを説明する。
アクセント問題では、まず各単語がいくつの音節で構成されているかを見分けなければならない。音節とは、母音を中心とした音のまとまりのことである。母音のみ、子音 + 母音、子音 + 母音 + 子音、母音 + 子音 などの組合せで一つの音節となる。(二重母音は一つの母音とみなされる)
問1の選択肢の場合は、① ma・rine、② ra ・ pid、③ se ・ vere、④ u ・ nique のそれぞれ二音節となる。
次に、単語の中の各音節にアクセントを付けて発音してみる。① の場合は、[マリーン]、[マリーン] 、② の場合は[ラピッドゥ]、[ラピッドゥ](太字の所を強く発音する) となる。以下、③は[スィビア]、[スィビア]、④[ユーニーク] 、[ユーニーク]となる。
実際に声に出してみて、[マリーン]が正しいのか、それとも[マリーン]が正しいのかを考える。単語の勉強をするときに音声を聞いて覚えていると、どちらのアクセントが正しいかがすぐに分かるはずである。① の場合は[マリーン](第二音節)が正しいアクセントである。
以下、② [ラピッドゥ](第一音節)、③[スィビア](第二音節)、④[ユーニーク](第二音節)が正しいアクセントの位置なので、②だけが他の単語とアクセントの位置が違うということが分かる。従って ② が他の三つとアクセントの位置が異なることがわかる。
アクセントの位置は暗記するしかないので、単語を覚える際にできるだけ音声を聞いて、何度も声に出すようにしよう。このホームページでは、センター試験で使われている単語をできるだけ丁寧に説明しているので、ぜひ単語の勉強に役立ててほしい。
問2 5
① enormous ② evidence ③ satellite ④ typical
あなたもジンドゥーで無料ホームページを。 無料新規登録は https://jp.jimdo.com から