この「コラム」では、実際に英語を使う場面で役に立つ記事を掲載しています。
何となく分かっているつもりでも聞き取れない発音や、英語だと思って何気なく使っているけど、実はネイティブスピーカーには通じない表現など、知っておくと役に立つちょっと面白そうなことを書いています。
英語に興味を持つきっかけや、英語学習のヒントになることを願っています。
"th" の発音を初めて学校で習うとき、よく「舌を噛んで発音する」と説明される。今は教え方が変わっているのかもしれないが、私が中学生のときはそうだった。
先生が授業でそう説明すると、少し沈黙があって、その後、教室中で一斉に笑いが起こる。「そんなこと出来るわけがない」と皆が思うからだ
日本人にとって、"th" と "s" の違いと同様に聞き分けが難しいのが "L" と"R" である。"light" (光) と"right" (右) は日本人にとってはどちらも「ライト」である。
しかし、英語で外国人と話ができるようになりたいと思うのであればやはりこの2つの発音もきちんと聞き分けができ、通じる程度には発音できるようになることが望ましい。自分は「光」と言って
"th" は「舌を噛んで発音する」と教わるが、"F" と "V" はしばしば、「下唇を噛んで発音する」と教えられる。英語の発音では何かと「〜 を噛む」発音が勧められるようだ。
"th"と同じで、下唇を噛んで発音するとしたら、"F" と "V" もかなり発音しにくいように思われる。発音するたびに下唇を噛んでいたらまともに会話ができないし、唇が痛い。
日本語では "volleyball" のことを「バレーボール」と発音して、"volley" を「ボレー」と発音する。英語では "volley" の部分は当然同じ発音なのだが、日本語だと後に "ball" が付くか付かないかによって "volley" の部分の発音まで変わってしまう。
"volley" とは、テニスやバレーの「ボレー」、サッカーの「ボレーシュート」など、ボ